床暖房の施工について
床暖房と一口に言っているが中身は多種ある、一般家庭で使われているものは、床暖房、浴槽にお湯を張る追い焚き工事、浴室の天井に取り付ける浴室暖房換気乾燥機が主流だ、一般にそれらを総称してTESと呼んでいる。TESとはガス会社が作ったトータル エコノミー システムの略称で今はエネファームと言う機種を使いガスを燃やして発電をするという熱源機であるそれが主体で進めている。
TES工事は新築の場合基礎(基礎とは建物の重量を支える一番重要部分で建物下には全部張り巡らされている)の段階から現場に入って基礎やさんが鉄筋が組みあがった時点で鉄筋の隙間にスリーブ管成る紙製の固く丸い筒を基礎の厚みに合わせて長さを調整して間に入れる。コンクリートを流し込むとそのスリーブ管の処にはコンクリートが入らず空洞に成る。湯沸かし器(今後熱源機と呼ぶ)の下に床暖房用、追い焚き用浴室暖房用と太くて直径100mmのスリーブを入れておく、基礎に後から穴を開けてはいけない決め事になっている。
コンクリート基礎に穴を開けることは機械を使えば開けられるのだが見えない鉄筋を切断する恐れがあるので認めていない。今、入れたのは建物の外へ配管を出すためのスリーブだが基礎も外側だけでなく内側にもたくさんの基礎が走っている。
基礎は囲まれているところは無く次の部屋へ行く場合人通口と言って人が腹ばいになって進める600mm幅の高さは平均400mmである。
余談。通常建築現場ではミリ単位で進める何の業者でも同じ、大工さんによっては尺で話す人の方が多い。メジャーにミリと尺の両方記されているものがある現場ではまだまだ尺で建てられている。床暖房にしても床の仕上げ材のフローリングは1尺×6尺(909×1818mm)でこれが基準である。何坪と言う言葉は大分減ってきた。これについてはもう少し話が進んでから説明します。
開口部がある。但しそこを配管類を通すことは通常は出来ないので基礎をまたいで配管を通す場合はその箇所にもスリーブ管を入れなくてはならない。すると熱源機から離れて遠いところに風呂場やリビングがあると何か所もスリーブ管入れるようになる。基礎やさんは鉄筋が組み終わると次は基礎にコンクリートを流すため鉄筋を挟むように鉄板を縦てコンクリートの圧力に耐えるよう頑丈に押さえつけスリーブ入れを待ってはくれない為タイミングにものすごく気を使う。向こうは向こうで自分たちの工程を遅らせるわけにはいかないから。つまりスリーブ入れは時間単位で作業しなければ鉄板で囲まれてしまうのでよほどうまく基礎やさんと細かく打合せしないといけない。
余談ですが、ボウリング
余談ですが昨年11月ボウリングを始めた。いわゆるボウリング教室である。募集チラシを見て応募した。50年以上前に夢中になったことがあった。50何年間のうち4~5回くらい投げた記憶があるくらい遠ざかっていた。週一で6週間の教室で火曜日に組み込まれた。もちろん何曜日を希望ですかと問い合わせは有った。
何より料金が安いのでびっくりだ。全部で○○円だ。最初一回○○円かと思ったが違います6回でですとの答えだ。週5回月~金で総数32名で基礎から教えてくれた、マイクを使って説明するのだが貸し切りではないので11レーン貸切るだけで一般のお客さんと一緒でピンのはじける音で耳の遠い人は聞きずらいと思う普通に聞こえるおっさんでもそうだから。通常右足から1歩目を出すらしいおっさんはズーと左から出していた。仕方ない50何年前は誰かに教え貰ったわけではないから見様見真似で始めた癖が残っていた。直さなくても良いと言われたがせっかくの機会だし原点に戻ろうと思い右からを練習したらこれが癖と言うのは直せないものだ、つまずくのであるこれには参った。自分が情けないと思った若いころだったら即反応したんだろうに。
余談休憩。次回床暖房の続きから。